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ヨシヒロの読書ブログ

ヨシヒロの気が向いたときに読書記録をつけていくブログ(小説・文学・哲学・心理学・経営・経済・ビジネス)

パーソナリティ障害

『パーソナリティ障害』についての覚書。

パーソナリティ障害とは何か?

偏った考え方や行動パターンのため、家庭生活や社会生活に支障をきたした状態。

すべてのタイプの共通点として、「自分に強いこだわりを持っている」、「とても傷つきやすい」。そのため「対等で信頼し合った人間関係を築くことの障害」が現れる。

パーソナリティ障害のタイプ

境界性パーソナリティ障害 

気分と対人関係において、両極端の間をめまぐるしく変動する。昨日はハッピーだったのに、今日は世界の終りのようなどん底の気分ということが始終起こる。自分を支え、愛情飢餓を癒してくれる人を常に求めている。

自己愛性パーソナリティ障害

自分は特別な存在だと思っており、それにふさわしい華やかな成功を、いつも夢見ている。特別な存在である自分に、他人は便宜を図ったり、賞賛し、特別扱いするのが当然だと考える。

演技性パーソナリティ障害

自分の前にいるものを魅了し、驚かし、注意を惹きつけることが、自分の存在を保つために、何よりも重要と考える。関心や注目を引くためになら、自分を貶めるようなことも傷つけることも、平気でやってしまう。

反社会性パーソナリティ障害

他人への共感性を捨てるという選択によって、平気で他人を害したり、貪ることができる。最初から人を信じない。裏切られるより先に、人を裏切る。

妄想性パーソナリティ障害

人を心から信じることができない。親密な関係において、常に裏切られるのではないかという思いに駆られるため、適度な距離を置いて親しさを楽しむということができない。

失調型パーソナリティ障害 

頭の中の思考が驚くほど活発で、常に頭の中で対話していたり、自分に向かって語りかけている。風変わりに映る。自分のスタイルに従い、マイペースに生きる。変人扱いされることも多い。

ゾイドパーソナリティ障害

対人接触を求めない。孤独こそ最良の棲家である。静かで淡々とした生活を好む。

回避型パーソナリティ障害 

失敗や傷つくことを極度に恐れる。自分に自信がなく、失敗するくらいなら、最初からやらない方がいいと思っている。

依存性パーソナリティ障害

自分の主体性を放棄し、他者に委ねてしまっている。また一人が苦手で、いつも誰かといないと、不安になったり、空虚を感じ、自分を紛らわすことができない。自己主張を抑えてしまう。

強迫性パーソナリティ障害

自分を抑え、自分に厳し過ぎるといえる。善と悪、正しいことと間違っていることが、白黒はっきりしていて、間違いを犯すことは、悪であるという強い信念がある。