自閉症スペクトラム
『自閉症スペクトラム』についての覚書。
自閉症スペクトラムとは?
臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心、やり方、ペースの維持を最優先させたいという本能的志向が強いこと。人口の10%は存在すると考えられる。これまでは、「広汎性発達障害」と呼ばれてきた。
共通する特徴
①臨機応変な対人関係が苦手。
②「こだわり」が強い。
その他に見られる特徴
感覚の異常
通常多くの人にとっては平気な感覚刺激が、とても苦手である場合や、多くの人にとって苦痛な刺激が平気である場合などがある。
具体的で明確な情報への強い志向性
抽象的な事柄やあいまいな情報への関心が乏しい。また、聴覚情報よりも視覚情報への志向性が強い。
運度が不器用
自閉症スペクトラムの人たちの一部には、運動機能の異常がみられる。
いったん覚えたことをなかなか忘れない
自閉症スペクトラムの人たちの多くは、特定の領域に関する記憶力に優れている。
相対的な関係を理解することが難しい
物事を単独で理解することができても、その物事とほかの物事との相対的な関係をとらえることが難しい場合がある。