2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
シーンの「災難」の選択肢 「災難」はシーンのオチであり、読者が心待ちにするところです。シーンは「ゴール」と「葛藤」で出した問いに「災難」で答える三段構え。問いが「僕は隣の女の子とデートできるだろうか?」なら、答えはイエスかノーのどちらかです…
シーンの「葛藤」の選択肢 人物のゴールが決まったら、お楽しみの始まりです。必ず障害をぶつけて葛藤を起こしましょう。そうしなければ一瞬でゴール達成。全てにうまくオチがつき、ハッピーエンドで終了です。登場人物にとっては都合がいいかもしれないけれ…
シーンの「ゴール」の選択肢 ストーリーもシーンも、まずはゴール設定で始まります。人物には何かほしいものがあるはずです。それは手に入れにくいものだったり、到達が困難なゴールだったりします。人物のゴールに従って、プロットを大小の括りに分割するこ…
シーン 「シーン」を二つの部分に分ける これから「シーン」を二つに分けて説明します。一つはシーン(主にアクション=出来事や行動を描く部分)、もう一つはシークエル(出来事に対するリアクション=人物の反応を描く部分)。 シーン部分 物語は「アクシ…
クライマックス あなたの小説がどんなジャンルであれ、読者から得たいのは感動ではないでしょうか。嬉しくなったり、悲しくなったり、考えをめぐらせたりしてもらいたい。そして、「うん、やっぱり納得の結末だな」と言ってもらいたい。また同時に「うわぁ、…
第3幕 第三幕も劇的な事件で始まります。前との違いは、けっしてパワーダウンしないこと。人物も、そして読者も一緒に、激しい流れに突入です。全ての糸が絡み合い、結びへと向かいます。 第三幕の課題は山ほどあります。まず、すべての登場人物を集結させ…
第2幕の後半 ミッドポイントを過ぎたら物語はヒートアップします。主人公は積極的に行動し始め、プロットの運びは活発になります。 この裏にあるのは主人公が得た「気づき」であることが多いでしょう。その気づきが何なのか、まだ本人は言葉で言い表せない…