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ヨシヒロの読書ブログ

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バフェットの財務諸表を読む力⑥ラスト

前書き

続いて『バフェットの財務諸表を読む力』の第五章から気になった部分を書いていきたいと思います。

永続的競争優位性を持つ企業の評価法する

ウォーレンはどのように売り時を決めているのか

ウォーレンの世界では、永続的競争優位性が失われないかぎり、”スーパースター企業”の株を手放すことはない。理由は単純明快。長く保有すればするほど、より大きな利益を得られるからだ。

 

とはいえ、”スーパースター企業”を売却したほうが、保有しつづけるよりも有利な場合もある。

 

現有の優良企業が永続的競争優位性を失いそうな場合。このような状況は周期的に発生する。例をあげるなら、新聞社とテレビ局だ。新聞とテレビは優良なビジネスだったが、インターネットの登場により、突如として永続的競争優位性が疑わしくなってきた。競争優位性に疑問符がつく企業は、安心して長期投資を行える場所とは言いがたい。

 

また、株式バブルが発生した場合。常軌を逸した上げ相場では、優良企業の株価が天井を突き破り、”ビジネスの真の経済性”は、株価が成層圏をいう限界を超えて上昇したあとには、重力のように株価を地表まで引きずりおろす効果があるのだ。株価が高くなれば高くなるほど、現有銘柄を持ちつづけるうまみは相対的に小さくなっていく。なぜなら、株をいったん高値で換金して、より有利な案件に再投資する方が、将来の利益を極大化できるからだ。

 

ルールは単純明快だ。”スーパースター企業”の株が高騰し、株価収益率が40倍以上になったら、売却を検討する潮時だと考えればいい。

 

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