株で富を築く バフェットの法則⑦
前書き
続いて、『株で富を築く バフェットの法則』から、バフェットの成功要因について見ていきたいと思います。
バフェットの成功要因
-
頭がすごく切れる
問題の本質に鋭く切り込み、説得力のある結論を導き出し、そして状況が思い通りに動かなくても、その結論を安易に変更しない。
-
一貫した哲学に従っている
自分が理解していることをしっかり活かし、それ以外のことはわかっている人に任せる。
-
メンタルが柔軟
哲学が重要だといっても、それを変更してはならないというわけではない。環境が大きく変化すれば、それに対応していくべきである。
-
感情的にならない
成功したかどうかの判断基準は他人やマスコミがするのではなく、自分自身でする。
-
人の逆を行き、しきたりにとらわれない
集団の行動が誤りである理由を理解したうえで、何をすべきかを考える。
-
景気の循環にとらわれない
最大の利益を得るためには、景気や企業業績が不調の時に買うべき。資産価値が本当の価値よりも低くなっている可能性が高いからだ。
-
長期的な視点を持ち、変動を気にしない
長期的に投資をしていれば、変動の大きいときも振り回されないで済む。むしろ、変動を逆手に取ることも可能だ。
-
最高のチャンスであれば、巨額の投資にも怯まない
投資する事業を深く理解し、それが経済的に見て割安だと納得して投資するのであれば、集中投資することでリスクを減らせる。投資とはそうやって行うべき。
-
相場が動かなくても気にしない
バットを肩に乗せて、最高の一球をじっと待つ。絶対によいものにだけ投資する。
-
仕事を失うことを気にしない
他人の資金を預かって運用している「代理人」は、大胆な行動で会社から解雇されたり、顧客から契約を打ち切られたりするリスクにさらされている。当然、動きはおとなしくなり、慎重で文句の出ないことしかやらなくなる。