株で富を築く バフェットの法則⑥
前書き
続いて、『株で富を築く バフェットの法則』から、フォーカス投資について見ていきたいと思います。
フォーカス投資とは何か
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フォーカス投資
バフェットの原則に忠実に従えば、フォーカス投資に適した優良企業が浮かび上がってくる。平均以上の成績が最も高い企業に、投資を集中するのである。
投資についてある程度知識があり、ビジネスの数字が理解でき、長期的にビジネスの優位性を持ちながら株価が割安な企業を5~10社選び出せるなら、従来型の分散投資は無意味である。
投資するときはいつでも、少なくとも資金の10%をその銘柄に投資する勇気と信念を持つべきである。
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保有するのはどれくらいの期間か
絶対的なルールはないが、バフェットは5年と言う。
フォーカス投資を支える数学
1確率を計算する
関心があるのは、購入しようと考えている株式が長期的に市場を上回る可能性がどれくらいあるか、である。
2勝つ確率が最高になるのを待つ
気に入った企業が本質的価値を下回る価格で売られていたら、これは行動を起こすシグナルだ。
3新しい情報で修正する
経営者は無責任な行動を起こしていないか。財務面の意思決定に変化はないか。他社に対する比較優位性を変える出来事は発生していないか。もしそうしたことが起こったとしたら、確率が変わる可能性が高い。
4投資金額を決定する
勝つ確率の2倍から100%を引いた%の半分をポートフォリオに組み込む。
銘柄選択が正しかったとしても、その正しさを市場が評価するまでに、たっぷり時間がかかる。
信用取引では、最も望まないときに、思いがけない返済要求がやってくることがあるので、注意が必要。