この地獄を生きるのだ
皆さんはこの世を地獄だと思ったことはないでしょうか??
私はあります。
小学校でいじめられたとき、
会社で精神病になったとき、
毎日死にたいと思っていました。
他にこんなことを考えている人はいないのかな??
そう思って本を探してみました。
そこでみつけたのが、小林エリコさんの『この地獄を生きるのだ』です。
筆者は手取り12万円のブラック企業(エロ漫画編集)で働き、
精神を病んで自殺未遂を起こし、
生活保護を受けることになります。
精神科の投薬ビジネスなどに不信感を抱き、
再度、自殺未遂を起こします。
そこから何とか立ち上がるものの、
生活保護受給者から抜け出したいと思い、
ボランティアから再度、漫画編集者の仕事を始め、
生活保護から抜け出して自立するまでが描かれています。
あらすじを書くとさらっとしているようですが、
実際の経験者の生々しい体験談として、読んでよかった。
死にたいのは自分だけではないのだ。
また、精神病や生活保護の状態になっても
再生することはできるんだと慰められる本でした。