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ヨシヒロの読書ブログ

ヨシヒロの気が向いたときに読書記録をつけていくブログ(小説・文学・哲学・心理学・経営・経済・ビジネス)

2019年転職活動の体験談

前書き

そういえば、2019年の夏から冬にかけて転職活動を行ったので、体験談を書いてみたいと思います。

ヨシヒロのスペック

旧帝国大学の経済学部を卒業して、その修士課程まで進みました。学者になりたかったのですが、実力不足を感じて諦め、売上200億円程度の愛知県の会社に就職し、10年ほど経理をやっていました。資格は日商簿記2級とfass検定A判定、toeic695点でした。

転職理由

会社の業績が思わしくなく、5年~10年で倒産する可能性が出てきたので、30代半ばという自分の年齢も考えて、早めに転職をすることにしました。あと赤字の計算ばかりでノイローゼになりました(笑)

転職市場は活況か?

2019年の有効求人倍率は全国で1.6倍、ヨシヒロの住んでいる愛知県は1.9倍、東京都は2.1倍でしたので、この数字上は活況でしたが、転職サイトのリクルートエージェントに登録して、経理職で年収500万円以上で検索すると、愛知県は150件程度、東京都は1500件程度、大阪府は250件程度でした。

 

やはり東京都に本社がある会社が多いので、会社の管理系部門で働いていた人間が、これまでの職歴を生かそうとすると、東京都も視野に入れないと案件が限られてしまうというのが実態でした。転職を考えている方は、一度、転職サイトに登録してみて、実際に希望職種の案件数を確認してみるのをお勧めします。

どの転職サイトに登録すべきか?

私が実際に使ってみた転職サイトのおすすめランキングは以下になります。

 

1位 リクルートエージェント

   業界最大手だけあり、サイトが使いやすく、エージェントさんも丁寧な対応でし    

   た。

2位 パソナキャリア

   1位と僅差です。サイトもエージェントさんもよかったです。

3位 doda

   サイトは1位と2位にさほどひけをとりませんが、たまたまなのかエージェント

   さんが合わなかったです。

4位 リクナビNEXT

5位 マイナビ転職

転職活動に必要な書類

履歴書と職務経歴書は必ず作成しなければなりません。転職面接では、これまでにどんな仕事を行い、どんな実績をあげてきたかが問われるので、職務経歴書を詳細に作成しておかないと、面接でスムーズに応答ができなくなります。自分の仕事での実績をたくさんあげて、実績のポイントをうまくPRすることが求められるのです。

 

下のリクルートエージェントのサイトが職務経歴書を作成する上で最も参考になりました。また、転職エージェントにアドバイスを求めて、書類をブラッシュアップしていくとよいと思います。

 

職務経歴書の書き方・職種別の書き方見本とフォーマットダウンロード | リクルートエージェント

どのくらいの数の会社に応募すべきか?

複数の転職エージェントに聞いたところによると、転職活動での書類選考の通過率は、10%程度が標準ということでした。なので、1社面接に行くのに10社は応募しなければなりません。実際の私の書類選考の通過率は15%程度でした。また、書類選考の結果が来るまで大抵1~2週間程度かかります。

転職活動の意外な落とし穴SPI

書類選考を通過すると、筆記試験の受検を求められる会社が多数あります。筆記試験の有無は求人に書いてあるのですが、大抵の会社はSPIのテストになります。歳を取ると、中学や高校の数学なぞついぞ忘れてしまっているので、SPIの参考書を購入して、復習する必要が出てきます。

転職活動に必要な費用は?

スーツやカバンを綺麗なものにしたり、県内外への交通費や宿泊費などが考えられます。会社によっては、面接の交通費を支給してくれる旨、求人に記載がありますが、ほとんどの会社は支給がありませんでした。ですので、スーツとカバンに3~5万円、面接場所にもよりますが、交通費や宿泊費に10~20万円程度あるとよいかと思います。

転職面接でよく聞かれる質問

以下が私が転職面接でよく聞かれた質問でした。事前に回答を準備して望みましょう。

 

①これまでの職務経歴を教えてください。

②今回、転職をされようと思った理由を教えてください。

③どうしてこの会社を志望されたのですか?

④転勤がありますが、大丈夫ですか? 

転職面接で気をつけること

身だしなみや礼儀や時間厳守は最低限のこととして、職務経歴書の内容をそらんじて話せること。また、ネガティブ発言をしないことが必要です。不安や心配や、前の会社や上司の悪口ととれるような発言をすると、そこで減点されるようです。

転職活動の結果

50社ほど書類を応募して、書類選考を通過したのが10社程度、そこから筆記試験や面接で落とされ、1社だけ内定を受けることができました。実質年収が50万円ほどアップし、名古屋市内勤務となりました。内定を得るまでの期間は半年ほど、費用は東京都まで含めた交通費が大きく、10万円程度かかりました。

まとめ

有効求人倍率が高く、転職に有利な時期ではないかと思いますが、実際に転職活動を行ってみた実感としては、転職活動は大変だった、というのが正直なところです。これまでの職歴や年収、働く場所にこだわらなければ、仕事を見つけるのは簡単なのかもしれませんが、一定以上の条件をつけると、東京都以外では求人数は大分絞られてしまいます。その中から、50社応募して、2~3社内定を受けることができるか、というのが大半の人なのではないかと思います。