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ヨシヒロの読書ブログ

ヨシヒロの気が向いたときに読書記録をつけていくブログ(小説・文学・哲学・心理学・経営・経済・ビジネス)

ジョセフ・マーフィー著 『眠りながら成功する 自己暗示と潜在意識の活用』③

前書き

  

続いて『眠りながら成功する 自己暗示と潜在意識の活用』の第三と八章から、気になった部分を書いていきたいと思います。 

  

第三章 潜在意識の奇跡を起こす力

 

あなたの活力、肉体、経済状態、友人、社会的地位などは、すべてのあなたが自分自身をどう考えているかということの完全な投影となっています。これこそあなたの潜在意識に刻印され、あなたの生活のすべての面に表出されているものの真の意味なのです。

 

私たちは自分の抱いている否定的な考えによって自分自身を害しているのです。あなたは怒ったり、恐れたり、嫉妬したり、恨んだりしたために自分自身を傷つけたことが何度あるでしょうか。これらはあなたの潜在意識にはいる毒です。

 

汝が信じつつ祈りの中で求めることは、それが何であれ汝に与えられるであろう。

第八章 欲する結果を得る法

 

失敗する主な理由は、自身の欠如と力みすぎです。多くの人は潜在意識の働きをじゅうぶんに理解していないため、自分たちの祈りがかなえられるのをはばんでいるのです。あなたは自分の心の働きを知れば、相当の自信が出ます。潜在意識がある考えを受け入れたときはいつでも、直ちにその考えの実行にとりかかります。

 

心の努力は常に自己をやぶり、結果として常に願望と反対のことを引き起こすのです。その状況に勝つ力がないという暗示が心を支配します。潜在意識は常に有力な考えによって支配されます。潜在意識はお互いに矛盾する二つの命題のうち強いほうのものを受け入れます。力まない方法がよいのです。

 

うとうとした眠い状態ではあらゆる努力が最小限になるので、この状態にはいることによって願望と想像力の間の葛藤をいっさい避けることができます。眠い状態のとき、意識する心は大部分沈んでしまうのです。潜在意識に考えを吹き込むいちばんよいときは、眠りにつく前です。なぜかというと、眠りにはいる前と目が覚めた直後には、潜在意識が最も多く露出するからです。この状態のときは、願望を中和し、潜在意識が受け取ることを妨げる否定的な考えや想像がもはや現れてこないからです。願望が現実にかなえられている情景を想像し、それに伴うぞくぞくした気分を味わうならば、潜在意識はあなたの願望を実現させてくれます。